【マイ・レフトフット】
『マイ・レフトフット』(My Left Foot)は、1989年のアイルランド・イギリスの伝記映画。監督はジム・シェリダン、出演はダニエル・デイ=ルイスとブレンダ・フリッカーなど。生まれつき脳性麻痺で左足しか動かすことのできないクリスティ・ブラウンの同名の自伝を映画化した作品。
第62回アカデミー賞ではダニエル・デイ=ルイスが主演男優賞、ブレンダ・フリッカーが助演女優賞を受賞した。
1989年公開の感動のヒューマンドラマ。
この作品で、主演のダニエル・デイ=ルイスはアカデミー賞の主演男優賞を受賞している。
【あらすじ】
1932年にアイルランド・ダブリンで22人兄弟の10番目に生まれたクリスティ・ブラウンは生まれつき小児麻痺で立つことも話すこともできず唯一左足のみ、かろうじて動かすことができた。
少年期のクリスティは街の人々からは厄介者扱いされ、冷たい視線を受けた。しかし心優しい母・ブリジットは多くの子供を抱える貧困生活でありながらクリスティを見捨てずに支え続け、他の兄弟姉妹達もクリスティを対等に接した。家族で唯一、レンガ職人の父・パディは息子の障害を受け入れることができず、クリスティを罵倒していた。ところがある日、クリスティは父に「言葉もわからないし字も扱えない」と侮蔑された悔しさから左足にチョークを持つと、必死に這いずり回りながら床に初めての字「MOTHER」を書いて見せる。これに感動した父はようやくクリスティを自分の息子として認める。
1932年頃は、まだ障害児に対しても根強い偏見があったようで、脳性麻痺児として生まれた「クリスティ・ブラウン」も厄介者扱いされて白い眼で見られていた。
母親をはじめとして、兄弟たちもクリスティを平等に扱っていたが、父親だけは蔑んでいた。
「字も書けない」と言われたクリスティは床に這った状態で、必死にチョークを使って左足で「MOTHER」と書くのであった。
貧しい家計ながらも、クリスティをはじめ、兄弟たちは必死に暮らしている。
日々、様々な諍いやトラブルに見舞われながらも懸命に生きていく。
クリスティには絵の才能があり、好きな女の子に美しい絵を送って気を引こうとするが、手ひどいフラれ方をしてしまう。
「あんたなんかと付き合える訳がない!」みたいな差別感情を持たれていたのであった。
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やがて、屈折した感情を抱きながらも成人に成長したクリスティは、担当の女性医師「アイリーン・コール」と親密になっていく。
クリスティは絵の才能を開花させ、個展を開くまでになっていたが、ここでもまたひどい失恋を味あわされる。
アイリーンには婚約者がおり、なんとその相手が個展の主催者のピーターであったのだ、、、
アイリーンとピーターも同席したディナーで、その事実を知ったクリスティは大荒れに荒れる、、、
言ってはならないような言葉まで吐き、食事の席を滅茶苦茶にしてしまう。
画家として大家となったクリスティは、酒に飲まれて暮らす日々。
そんな中、ふとした出会いがクリスティの運命を変えるでのあった、、、
■主なキャスト
クリスティ・ブラウン(ダニエル・デイ=ルイス)
ブリジット・ブラウン(ブレンダ・フリッカー)
パディ・ブラウン(レイ・マカナリー)
アイリーン・コール(フィオナ・ショウ)
メアリー・カー(ルース・マッケイブ)