『グッドモーニング, ベトナム』(英語: Good Morning, Vietnam)は、1987年製作のアメリカ映画。一人のAFNDJが、兵士達を笑いとロックで癒し、ベトナム人と触れ、戦争の冷酷さに翻弄される5ヶ月を描いたベトナム戦争映画の中でも異色の作品。主演のロビン・ウィリアムズはアカデミー主演男優賞とゴールデングローブ賞主演男優賞に推され、ゴールデングローブ賞を受賞している。
1987年公開のヒューマンドラマ。
ベトナム戦争下でのラジオDJの現地でのベトナム女性との恋、親友の裏切りなど、戦争の真実を明るく軽妙に描いた感動作となっている。
この作品でロビン・ウィリアムズは「アカデミー賞」と「ゴールデングローブ賞」の主演男優賞を受賞しているとのこと。
【概要】
ベトナム戦争の拡大期の1965年、アメリカが南ベトナムに兵を送り込み続けていたサイゴン(現・ホーチミン市)とその近辺を舞台に、兵士の士気高揚のために送り込まれた一人の空軍兵DJが、AFNで規則無視のハイテンションで型破りなラジオ放送を行う。主人公のエイドリアン・クロンナウアは実在の人物で、除隊後は弁護士をしていた(en:Adrian Cronauer、1938 - 2018)。最終階級は軍曹。また登場する番組はクロンナウアが1965年から1966年までAFVN(Armed Forces Viet-nam Networks、ベトナム米軍放送)で担当していた「Dawn Buster」をモデルにしたもので、ストーリーの多くが本人の体験に基づく。
『レインマン』のバリー・レヴィンソン監督がメガホンを取り、ロビン・ウィリアムズが人間味溢れる型破りなDJ・クロンナウアを演じている。サイゴン市内におけるベトコンによる爆弾テロなどのシーンこそあるものの、交戦シーンや残酷なシーンなど、戦争映画に付き物のシーンが比較的少ない点が、他のベトナム戦争映画と一線を画する。
笑いに飢えていたアメリカ軍兵士たちに絶大な支持を受けた、ハイテンションDJの「クロンナウア」。
実在の人物がいたとは初めて知りました!
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【あらすじ】
1965年、アメリカは「反共の南ベトナムへの支援」を名目にベトナムに兵を送り込み続け、戦況は拡大の一途を辿り、サイゴン市内でもベトコンによるテロが頻発するようになっていた。その様な状況下で、軍サイゴン放送局の局長・テイラー准将は、兵の士気高揚のため、クレタ島から一人の人気DJを呼び寄せる。エイドリアン・クロンナウア空軍上等兵(ロビン・ウィリアムズ)である。ユナイテッド航空のダグラス DC-8で到着したクロンナウアは、陽気なガーリック(フォレスト・ウィテカー)に迎えられタンソンニャット空軍基地から局へと向かうが、さっそく現地のアオザイの女性に目を奪われる。
ベトナム人女性の「トリン」に一目惚れする「クロンナウア」
積極的にアタックをかけるが、なかなか心を開いてもらえない。
トリンの気を引こうと、ベトナム人学校で、突然、ハチャメチャな英語を教え始めるクロンナウア。
徐々に二人の距離は縮まっていくように思われたが、村に招待されたクロンナウアは、そこでトリンから「友達にもなれない。私たち違いすぎる。友達違う。」とたどたどしい英語で断られてしまうのだった、、、
トリンの弟である「ツアン」とも、バーで体を張ってアメリカ兵から守ってやったり、反対にツアンが危険な地域からクロンナウアを連れ戻したりして親友にように親しくなっていく。
しかし、実はツアンの本当の正体とは、、、、?
ラスト近くのツアンの涙ながらの訴えに胸を突かれます、、、
「アメリカ軍の無差別攻撃で自分の母や周りの人達を亡くしたのだ!敵は自らの利益のためにベトナムで戦うお前達じゃないか!」
虚しさとやりきれなさで悲嘆に暮れるクロンナウア、、、
やがて、名誉除隊を告げられたクロンナウアは、最終回のDJ録音テープを仲間に託すのであった。