アレ!?なんでこの作品って欠番があるんだろう?って不思議に思うことがあったりします。
実は様々な事情で放映・掲載できない理由が存在するようなので「封印作品」をまとめてみました。
■ウルトラセブン第12話 「遊星より愛をこめて」
第12話の本放送は1967年12月17日である。本放送および、何度か行われた再放送においても何の反響もなかった。再放送でも、通常通りの放送スケジュールに組み込まれて放送され、また、関連商品も発売され、各種イベントにも着ぐるみが度々登場していた。
出典 スペル星人 - Wikipedia
最初の頃は特に問題とされず、普通に再放送や関連書籍などにも登場してたようですね。
しかし、1970年10月に発行された、小学館の『小学二年生』11月号の付録にあった「かいじゅうけっせんカード」に、「スペル星人」の説明として「ひばくせい人」という記述があった。このカードを見た女子中学生が、東京都原爆被害者団体協議会の専門委員であった父・中島龍興(在韓被爆者問題市民会議代表)に相談し、父親は『小学二年生』編集部に抗議文を送った。このことを、円谷プロ側の正式回答を待たずに朝日新聞が「被爆者を怪獣扱い」と一方的に報道したため、抗議運動は短期間のうちに広島・長崎の被団協などにも拡大し、他の新聞社なども同様に抗議団体の主張のみを大きく取り上げた追従記事を記載したので全国的な行動になった。
出典 スペル星人 - Wikipedia
これがスペル星人。
確かにこのヴィジュアルはちょっと・・・?
なんか内容的にも白血球がどうとか、被爆を連想させるような感じもあって、、、
ストーリー的には終わりのシーンなんかもちょっと感動的な締めでそんなに”差別的”な匂いはしないのですがね。
抗議活動を受けた円谷プロは、1970年10月21日付けで謝罪の意を表し、スペル星人に関する資料を公開しないこととした。また、小学館をはじめとする各出版社も、スペル星人を扱わないことにした。この取り決めにより、第12話は自主的に封印されることとなった。
出典 スペル星人 - Wikipedia
■怪奇大作戦第24話 「狂鬼人間」
第24話「狂鬼人間」は1969年2月23日での本放送後、1984年に岡山放送での再放送を最後に、その後は一切放映されていない。また、ビデオソフトとしても1983年、1991年、1995年(ただし、1995年版は発売と同時に販売が中止された)に公刊されただけで、それ以外に本作のソフトに収録されていない。そのため、本話は現在では「欠番」であるとみなされている。
出典 怪奇大作戦 - Wikipedia
まずタイトルからしてイッちゃってます(笑)
あらすじとしては、殺人を犯した女が精神疾患と認定され起訴されないことに疑問を感じた主人公たちが捜査を開始。
やがて一時的に精神異常をきたす「脳波変調器」なる機器を使う「狂わせ屋」の存在をつきとめる、、、
といったストーリーなのです。
第24話の公式な欠番理由は明らかにされていない。本話を扱った出版物(そのため、円谷プロからは未許可・非監修)では、「精神異常者の描写に問題があるため」「差別用語が頻発するため」といった推測がなされている。
出典 怪奇大作戦 - Wikipedia
現在ではまずこういった精神疾患的なものを扱うのがタブーなのでしょうね。
差別用語もバンバン出てくるみたいだし、、、
「狂わせ屋」って(苦笑)
過去にはビデオソフトやLDにて発売されたことはあるが、絶版ゆえに現在は入手困難である。1988年(昭和63年)にバンダイビジュアルから発売された『怪奇大作戦 実相寺昭雄監督作品集』 (VHS) には、映像特典としてナレーション付きの本話予告編が収録されている。その後、バンダイビジュアルの子会社であるビームエンタテイメントから1995年(平成7年)に本話を含む全話収録のLD-BOX『怪奇大作戦パーフェクトコレクション』の発売告知が出たが、発売日当日(正確には前日夜中)に発売元から販売中止・即時返送指示が販売店へ出されたため、名目上は市場に出回らないまま廃盤となった。これを最後に、以降のビデオソフトの再発売やDVDでは、本話は収録されていない。
出典 怪奇大作戦 - Wikipedia
■ブラックジャック第41話 「植物人間」
『植物人間』や第58話『快楽の座』の単行本収録が難しくなったのは、精神外科手術を取り扱っていたことから精神科医や精神外科手術反対の市民団体からのクレームがあったためとみられる。
出典 ブラック・ジャック - Wikipedia
結構、ブラックジャックには時代背景もあったと思いますが、精神疾患を扱ったものなどが多かったため、のちの単行本化の際、欠番以外にも改変や差し替えなどがあったようです。
実際にクレームがついたのは1977年、第153話『ある監督の記録』であった。この話では、脳性麻痺の患者の脳に電気刺激を与える手術に「ロボトミー」の語を使用しており、実際のロボトミー手術とは異なる描写が「ロボトミーの美化」であるとの抗議を脳性麻痺障害者団体とロボトミー被害者支援団体から受けた。これに対し秋田書店と手塚治虫は抗議グループとの話し合いで謝罪し、更に謝罪文を全国紙5紙に掲載した(1977年2月10日)。また、後に第153話を『フィルムは二つあった』と改題して単行本に収録する際には、脳手術の場面を別の病気(デルマトミオージス)の手術に描き換えた。
出典 ブラック・ジャック - Wikipedia
医療を扱っているだけに、かなり踏み込んだキワドイ内容の作品が多かったようですね。
ロボトミーなんて、現在からすると人格破壊という恐ろしい手術としか言えませんからねえ、、、
■ブラックジャック第58話 「快楽の座」
巻頭カラー作品だったんですね。
「スチモシーバーを脳に入れた少年が狂った!!」などと書いてありますが、、、?
なんか危なっかしい雰囲気がプンプンしてます(笑)
第41話と第58話に関しては直接抗議があったわけではないが、手術内容を変えても話が成立する第153話と違い、脳手術そのものをテーマとしていたために描き替えもできず、単行本収録を中止したのではないかとされる。
出典 ブラック・ジャック - Wikipedia
■サンダーマスク
元々は、虫プロダクションが手塚治虫の漫画作品『魔神ガロン』の実写化作品として企画していたものである。しかし、同社が倒産したために制作は中止となり、後に虫プロダクションの一部のスタッフらが設立したひろみプロダクションによって引き継がれ、現在の形となった。
出典 サンダーマスク - Wikipedia
当時やたらとやってた変身ヒーローもののようですね。
こんなのやってたかなあ?ってなるところからして”封印作品”の典型的なパターンなのでしょう。
テレビ版はひろみプロ・東洋エージェンシー(現:創通)の両者が連名でクレジットされているにもかかわらず、放送終了後、東洋社員が制作会社を訪れ、一方的な形でマスターを引き上げた。
出典 サンダーマスク - Wikipedia
権利関係がゴチャゴチャになってしまっているのが、封印された主な理由のようです。
作品的に問題があるという訳ではなさそうですね。
地上波では1994年3月、中京テレビ『今甦る!昭和ヒーロー列伝』で抜粋した3話分を放送したのを最後に、「マスターは状態が悪い」、「ネガならある」、「全て存在しない」と創通側の説明が二転三転。本作の権利が分散し、各会社の権利と利害が発生することも含め、現段階で創通のみの判断では再放送やソフト化して市場に流通販売できない、いわゆる封印作品と化している。
出典 サンダーマスク - Wikipedia
Thunder Mask EP12 PART2/2
■日本テレビ版 「ドラえもん」
半年間という当時としては比較的短期間の放送であったため、「不人気で打ち切り」という噂が一般化していたが、実際には元々2クールの放送契約であった。
2クール終了間際の1973年8月中旬、日本テレビ動画の実質的経営者(社長と自称)だった渡邊清(新倉雅美)が突然失踪した。
出典 ドラえもん (1973年のテレビアニメ) - Wikipedia
当時はまだドラえもんが本格的にブレイクするちょっと前で、なんとなく見ていた覚えがあります。
裏ではこんなドタバタ劇が繰り広げられていたとは、、、(苦笑)
真佐美ジュンは最終回が放映された9月30日の夜、日本テレビ動画の解散に伴う社屋引き払いのためセル画や絵コンテなどの制作資料を、浦和市(現・さいたま市)内の荒川河川敷で止むを得ず焼却処分したと証言している。このような理由から、結果的に本作の資料は当時のスタッフが個人的に所有している一部のものを除いて、ほぼ現存しないとみられている。
出典 ドラえもん (1973年のテレビアニメ) - Wikipedia
今の絵柄と比べるとなんか”モッサリ”としてますね(笑)
でもなんか懐かしい!!
現在では再放送はもとより、テレビ番組などで紹介されることはほとんどない(まれに紹介されても詳しい説明は全くない)。その理由と経緯については、安藤健二の著書『封印作品の憂鬱』において小学館関係者などの証言が詳しく述べられている。
原作者の藤子・F・不二雄は本作の内容に否定的であったとされる。
出典 ドラえもん (1973年のテレビアニメ) - Wikipedia
■ポケットモンスター第38話 「でんのうせんしポリゴン」
ポケモンショックとは、1997年12月16日にテレビ東京および系列局(TXN)で放送されたテレビアニメ『ポケットモンスター』(ポケモン)の視聴者が光過敏性発作などを起こした事件である。事件の影響でポケモンの放送が4カ月の間休止された。
出典 ポケモンショック - Wikipedia
当時、大問題に発展したことを思い出します。
見てはいなかったので、一体何が起こったのだろうって、、、
そんなに激しい点滅などの描写があったのでしょうか?
この回の放送直後、放送を見ていた視聴者の一部が体調不良を訴え、病院に搬送された。病院に搬送された患者の多くは児童だった。テレビ東京が最終的に把握した患者は約750人になり、そのうち135人が入院した。患者の症状は主に発作様症状、眼・視覚系症状、不定愁訴、不快気分、頭痛や吐き気などである。原因は上記の激しい光の点滅を断続的に見たことにより、光過敏性発作が引き起こされたためとされる。
出典 ポケモンショック - Wikipedia
750人に発作が起きて、135人も入院していたとは!?
こんなことが起こるのかなって半信半疑でしたが、、、
放送再開後のアニメではオープニングの一部や、ピカチュウの10まんボルトの表現が変更されるなど、光の強いシーンは光量が抑えられるなどの修正がなされた。また、事件前に放送されていた回も、後日販売されたビデオ・DVD版、再放送、アメリカでの放送の際に、点滅箇所の修正がなされている。しかし、第38話に限っては修正不能と判断され、ビデオ・DVD・再放送枠およびCSにて放送を行っているキッズステーションとアメリカにて放送を行っている放送リストからカットされ、欠番扱いとなっている。現在の『ポケットモンスター』38話目は、放送再開を記念して新たに製作され、最初に放送された「ピカチュウのもり」に代替されている。
出典 ポケモンショック - Wikipedia
ポケモンショック「視聴者の皆さまへ」
■獣人雪男
作品中の部落の描写に問題があるとして、テレビ放送や完全な形での本編のビデオソフト化は一切行われていない。
出典 獣人雪男 - Wikipedia
部落というのもタブーのひとつですからねえ、、、
内容的には面白そうなのですが。
ただし劇場での上映は可能で、近年でも名画座での上映が行われている。1997年6月には東芝EMIからサウンドトラックCDが発売された。
出典 獣人雪男 - Wikipedia
見れないと見たくなるのが人間心理というもの(笑)
1998年8月には東宝の協力を得たとするメーカー「グリフォン」から、本作と同じくビデオソフト化が自粛状態にある『ノストラダムスの大予言』と同時発売で、音声のみを収録したドラマCDが発売された。すると間もなく海賊版ビデオが出回りはじめた。ドラマCDの発売元との関連を指摘する声もあるが、真相は不明。
出典 獣人雪男 - Wikipedia
■ウルトラ6兄弟vs怪獣軍団
本作の日本国内興業権の支払いに窮した円谷プロが、チャイヨープロに『ウルトラマンタロウ』以前のウルトラシリーズの海外使用権を譲渡する契約を交わす(ただし、チャイヨー側の主張)契機ともなった。そのため、本契約を巡って裁判が起こり、2015年現在、日本ではビデオやDVD、雑誌掲載が行われない状態にある。
出典 ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団 - Wikipedia
なんかあの頃、ウルトラマンブームが再燃していて、やたらと映画化されていましたからね。
そんな中、円谷プロとタイが合作映画を作ったようです。
円谷プロとチャイヨープロは、ウルトラマンの権利を巡って国際裁判が行われるなど関係が悪化しており、日本国内における映像ソフト化は全て中止されている。
出典 ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団 - Wikipedia
タイとの間で、こんなゴタゴタがあったとは知らなかったですね。
しかしなんでタイなんだろう?
なんかインド神話の「白猿ハヌマーン」(?)が登場するらしい。
関係悪化以前にはVHS版やLD版が存在した。VHS版は現在でも、レンタルビデオ店に置いてある場合もある。タイではビデオやDVDが2014年現在でも発売されているので、PAL規格を再生可能な機器で視聴できる。
出典 ウルトラ6兄弟VS怪獣軍団 - Wikipedia
■ノストラダムスの大予言
劇中、成層圏の放射能が一気に降下したためにニューギニアの原住民が被曝、食人鬼化して探検隊に襲いかかるシーンや、近代文明が核戦争で滅亡した後に放射能で異形の姿となった新人類のデザイン(井口昭彦による)が、実際の原爆症による奇形をデフォルメしたものではないかとして反倫理的・差別的であると取り沙汰され、1974年11月には大阪の被爆者団体「大阪府原爆被害者団体協議会」と反核団体「原水爆禁止全面軍縮大阪府協議会」(現・大阪平和人権センター)が東宝関西支社に抗議して上映の中止を求めた。それを受け、同年12月にそれらの描写の一部(約1分45秒)をカットした修正版フィルムと差し替える措置がとられたが、公開自体は続けられ、同年の邦画興行収入第2位を記録した。
出典 ノストラダムスの大予言 (映画) - Wikipedia
これは内容的にもかなり”ヤバイ”みたい!?
奇形児、赤潮、放射能、食人、オゾン層などキーワードだけでも危ない危ない(苦笑)
1980年11月3日に修正版(しかし食人シーンはそのまま)が、テレビ朝日系の『ホリデースペシャル』で19時から20時51分の時間帯にテレビ放送され、1986年春には2カ所のカットを行ったビデオとLDの発売予告が東宝からなされたものの、社内の要請により中止となる。
出典 ノストラダムスの大予言 (映画) - Wikipedia
よくこんなアナーキーな作品が作れたもんですね(笑)
1998年8月に『獣人雪男』と同じく劇中の音声を録音したドラマCDが、東宝の協力を得たとするメーカー(グリフォン)より発売され、翌年には「株式会社セプト」というメーカーから再発売された。なお、1998年の発売後には完全ノーカット版の海賊版ビデオが出回っており、グリフォンとの関係が指摘されているが、グリフォンの代表者の詳細な素性が不明なこともあってはっきりしたことは分からない。
出典 ノストラダムスの大予言 (映画) - Wikipedia
■ちびまる子ちゃん第98話 「まる子、夢について考える」
「りぼん」(集英社)1995年2月号に掲載された「ちびまる子ちゃん」第98話が、単行本に収録されることなく、葬り去られている。
出典 漫画「ちびまる子ちゃん」には封印作品が存在、あまりにもサイケすぎる内容は - ライブドアニュース
「まる子、夢について考える」と題されたこの回。お話はいきなり洞窟の中、怪しいお面をつけた邪教徒の集団が「神よ力を与えよ」と叫び踊っているシーンから始まる。その様子をソッと覗いていたまる子だったが、彼らに見つかってしまい、とらわれの身に。すると、そこに王子様が登場。まる子を助けて、邪教徒たちをやっつける。邪教徒がお面をはずすと、なぜか藤木に永沢君。と、まあここまでは夢の話としてはありうる展開だ。
作品が封印された理由は、同書によると、内容が「あまりにサイケ」だったから。
出典 漫画「ちびまる子ちゃん」には封印作品が存在、あまりにもサイケすぎる内容は - ライブドアニュース
ところが、ここからがすごい。かたわらに小杉の死体が転がっていて、ハエがたかっている。同級生の死体にハエがたかっているのに、まる子は王子様からプロポースを受け、舞い上がる。と、なぜか平安時代の十二単の格好をした野口さんが登場。でも、野口さんが「ここは平安時代ではない」というので御簾のすきまから外をのぞくと、そこはアメリカのブロードウェイ。ブロードウェイで劇を見ていると、登場した女の子が子ども時代のまる子の母親。気がつくとまる子はおばあちゃんの家にいて、子ども時代の母親に「起きなさい」としかられる──。
後にさくら自身がこの作品を読み返して、単行本収録の見送りが決まったということのようだ。この「まる子、夢について考える」が収録される予定だった単行本13巻には「今回のコミックスに第98話を収録することは悩んだ末に控えさせていただきました」というお断りが掲載されている。
出典 漫画「ちびまる子ちゃん」には封印作品が存在、あまりにもサイケすぎる内容は - ライブドアニュース

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