ようやく、、、とでも言うのか、中日ドラゴンズの監督に「立浪和義」が就任した。
これまでも「立浪監督」の待望論は巷に溢れかえっていたが、逆に何故ここまでかかってしまったのか、不思議なくらいの中日ドラゴンズのレジェンドである。
巷間、囁かれていたのが、オーナーが立浪和義を嫌っていた?というもの。白井オーナーとの関係が取り沙汰されていて、それが障壁となってなかなか監督のお鉢が回ってこなかったらしい。
後は、あくまで噂レベルだが、立浪和義の交際関係がいわゆる”黒い”というもの。この辺はよくわからないのだが、あれぐらいの実績・人気があれば、まあそういった事もさもありなんといったところだろうが、、、
そんな事を言ったら、あの巨人の原監督だって色々きな臭い事件があったが、何事もなかったかのようにシレッと采配を振るっている(笑)
前任の与田監督だって、脛に傷持つ存在でありながら(不倫・堕胎疑惑など)、まるで聖人君子のような顔をして監督をやっていた。
考えてみれば、一体、与田監督の3年間は何だったのだろうか?”中継ぎ監督”のような目で見ていたが、まさか3年間もやるとは思っていなかった。
大野の復活とか、R・マルティネスのクローザー定着、中継ぎ陣の整備など、まあそれなりに功績はあったのかもしれないが、、、
去年、3位に入ったというのもあるだろうが、自分はまぐれだろうと思っていた。実際、中日ファンの自分でも開幕前の予想は5位と予想していたが、思いっきり当たってしまった。(ちなみに最下位予想はヤクルトだったのが笑えるのだが)
何故、5位の予想していたかと言うと、はっきり言って仲良し集団でなあなあになっている中日では駄目だろうと思っていたからである。
立浪監督も言っていたようだが、負けているのに笑っているようでは勝てないだろうという事である。
自分が一番ムカッときたシーンが、ノックアウトされた福谷がベンチで他の選手と話しながらニヤニヤしていたシーンである。
与田監督もこういった姿勢を叱ったりしなかったのだろうか?選手を責めずノビノビやらせるつもりだったのか知らないが、果たしてそんな事でいいのだろうか?選手にとってはやりやすい監督だったのかもしれないが?
どうも与田監督というのは、首尾一貫性がなく、筋の通っていないビジョンがよくわからない毒にも薬にもならない監督だったような気がしてならない。
自分に後ろ暗いところがあるのと、監督を”やらせてもらっている”といったような感覚があって何も言えなかったとか?
それでいて、嫌っていた藤井淳志は2年間も2軍に干しっぱなしで、チームがどんなに打てなくても絶対に使わなかった。そこら辺の頑固さはご立派!!(皮肉)
打てない打てないと言われ続けていたが、それだって技術的な問題だけじゃなくて、選手たちの中に「まあ、こんなもんでいいだろう」みたいな半端な甘えがあったのではないかと思う。
高橋だって阿部だって、与田監督になって2年間まあまあだったから、使ってもらえるだろうみたいな慢心があったのではないか?
与田監督批判みたいになってしまったが、話を立浪監督に戻そう。
立浪監督は「勝ちに対する執念を植えつけていきます」と語っていたが、中日の試合中継を見ていて思うのは、普通のプレーでもいちいち選手同士でお礼を言い合っている。ここら辺が仲良し集団で、「なあなあ」「ええわええわ」になっている象徴的なシーンなのではないかと思う。
勿論、良いプレーは称賛されるべきだとは思うし、選手同士で称え合うのも大事だろう。しかし、逆に言えばミスをした、打てなかった時にも「ま、しゃあない」「ええわ、ええわ」になっていないだろうか?という事である。
仲が悪くてギスギスしたチームでは駄目だと思うが、仲が良くても、お互いの傷を舐め合う「ぬるま湯体質」ではもっと駄目だと思う。
立浪監督には、まずここら辺を意識改革していってほしいと期待している。
ビシエドとR・マルティネスが残留したようだが、はっきり言って、ビシエドは他球団に流出してもいいと思っていた。
性格も良くて真面目らしいが、よく成績を見てみると年俸に見合った活躍をしていると言えるだろうか?貧打の中日の中では、この人しか頼る部分がなかったため神様仏様のように崇められているが、やはり本塁打があまり期待できない存在である。
おそらく、スイングスピードが速すぎて打球がライナーになるため、スタンドまで持っていけないのではないだろうかと思う。勿論、広いバンテリンドームだから本塁打が少ないというのもあるだろうが、そんな事を言ったら、昔いたゴメスとかウッズ、ブランコなどは広さに関係なく打っていた。
なので、ビシエドは中距離ヒッターという事なのだろう。
立浪監督も解説でよく苦言を呈していたが、残留したビシエドにも何かしら打撃改造を施すつもりのようである。
まあ、あれだけ打てないチームだとビシエドだけが警戒されてしまって思ったより打てなかったという事もあるだろう。なので、もう一人ホームランの期待できる長距離打者の外国人選手が是が非でも欲しいところである。
打てないチームの中でビシエドが頼られたという事で言えば、福留だってあの成績で5番とかを打ち、神様のように奉られたというのが笑える。いかに打てないチームだったかを象徴する証左である。
そんなに言うほどすごかったかね?打率.218 4本塁打 18打点が。
開幕前にこのブログにも取り上げたが、明らかに福留は衰えていて、44歳であの成績でチームに戦力として存在するのが無意味。いかに他の選手が使えない存在であるか、若手が出てこないチームであるか、、、情けない。
立浪監督には、ここら辺の若手の底上げ・成長も期待したいのだが、本当に中日というチームは有望な選手を育てるのが下手というのか、、、
古くは、山崎武司、森野、現在では高橋周平などいいものを持っていてもなかなか一人前になるのが遅い。
根尾や石川に期待しているが、果たしてどうなる事やら、、、
根尾もはっきり言って、もうバッターとしては無理なんじゃないだろうか?
自分をホームランバッターとでも勘違いしているのか、常にフルスイングで、それでいてなかなか当たらない(苦笑)
立浪監督のようにミスター2塁打といったような中距離打者を目指した方が良いのではないだろうか?それか、二刀流と言われたようにピッチャーに転向するか?
そこら辺も立浪監督の手腕に期待したいと思う。