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この漫画がスゴイ!! 楳図かずお著 「イアラ」

【イアラ】

楳図かずお「イアラ」がすごく不思議で味わい深い漫画でした。

「イアラ!」って作品はじめの方で女性が叫んだり、男が「イアラ」の意味を求めて旅をしたりしましたよね。
出典 今手元にないのですが、楳図かずお「イアラ」がすごく不思議で... - Yahoo!知恵袋

 

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謎に満ちた壮大な物語である「イアラ」

最初の導入の話から一見関係ない話が続いていくような感じで、頭に「はてなマーク」が浮かびますが、最後にすべてがつながる衝撃的な結末が待っています。

 

 

奈良時代が舞台の第1章「さなめ」→物語の導入だけあって微に入り細に入り丁寧な書き込み。

平安時代が舞台の第2章「しるし」→ここで、「イアラ」という言葉がキーワードとなって物語りは本格的にミステリー路線に入っていく。

戦国時代が舞台の第3章「わび」→秀吉と利休の確執を描きながら「無作為の作為」論が実践される。ある意味で非常に怖い内容。

江戸時代が舞台の第4章「かげろう」→松尾芭蕉翁と、曾良(ここでは、主人公の男)がひとりの女郎を追い求めてゆく。

江戸末期が舞台の第5章「うつろい」→「洗礼」の礎とも思える内容。年を取ってゆく美しい姫が「老い」を恐怖する物語。

昭和が舞台の第6章「望郷」→昭和時代。ここでは混沌とした中で初めて女が男の存在に気づく。が、男は捜している女と違う、と断言する。

そして未来が舞台となる第7章「終焉」→最初のコンセプトに戻る。未来。地球が終わる寸前に最後の生き残りとなった男と女。そして「イアラ」という言葉の意味がここで解読されるのだ。
出典 iara

 

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7章の構成から成る物語。

時代を越えて紡ぎ出される、それぞれが独立したような短編なのだが、「ひとつのキーワード」の意味を追い求める究極のラブストーリーとも言えるのかもしれない。

 

この作品好きだー!ひとつの言葉とひとりの女性の存在が、世界とか時間の流れよりも上に存在しているように見えたんだけど、それは感情としてよく分かる。でも楳図さんがその感情を肯定的に捉えているのかも気になる。
出典 『[豪華愛蔵版] 楳図かずお・イアラ』(楳図かずお)の感想(3レビュー) - ブクログ

 

今まで4回くらい読んでいる楳図かずお大先生の「イアラ」をもう一度読んでみたのだけど、圧倒的に壮大な話で、寝ずにとりつかれた様に読んでしまった!改めて楳図かずお先生のすごさを思い知ったというわけです。
出典 楳図かずお「イアラ」 - 吾

 

言葉の持つ力
イアラ

時代を超えた
男と女

名作です
出典 『[豪華愛蔵版] 楳図かずお・イアラ』(楳図かずお)の感想(3レビュー) - ブクログ

 

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深い作品なので、やはり好きな人も多いみたいですね。

まるで純文学のような雰囲気のする大河作品とも言える内容。

手塚治虫が嫉妬したとも言われる程、この時代の楳図かずお作品って絵も内容も充実している感じ。

 

 

読んだ後、ものすごい影響を受けて魂をつかまれるような感覚はあるんだけど、何がどうすごくて、何の影響受けたのか、いまいち言語化できないことは多い。
知りあいに『何がどうすごくて、何がどうよかったの?』って聞かれても、いまいちうまく答えることができない。でも、ものすごく充実した読書体験をしたことは間違いない。その瞬間には忘我の状態で時間の感覚すらないこと多し。いい漫画とか文学ってそういうものですよね。
出典 楳図かずお「イアラ」 - 吾

 

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そうなんですよね。

理解しているようで、理解できていないのかも?って気がする感じ。

どうスゴイのか説明できないもどかしさって言うか、、、

 

 

サナメは、本人は知らないが、転生をしている。そして男は、年を取らず恋人を探しつづけるのだ。鎌倉時代平安時代、戦国時代、江戸時代、明治、昭和、そして未来へと…。
出典 iara

 

『イアラ』という言葉の謎を追いながら、土麻呂は時空を超えながら小菜女を探し続ける。それは時空を越えた終わりなき旅。
出典 楳図かずお「イアラ」 - 吾

 

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”人間の業”みたいなものを突き詰めてるような物語なのかもしれない。

小菜女が叫んだ「イアラ」という言葉の持つ真実とは、、、?

 

この作品のテーマは「時」である。時空を超えて男が女の臨終の言葉の意味を探るためにさすらうというロマンチックな内容だが、その内容は大人向けの味つけで時代というものの背景を知らずして、読むことは不可能なのである。
出典 iara

 

この漫画のテーマは「愛」。これにつきる。
そして、その愛は時空を超える。念とか思いっていうのは、時間や空間を簡単に無視して持続する。
出典 楳図かずお「イアラ」 - 吾

 

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「時空を越えた壮大な愛」がテーマ。

 

 

楳図かずおの『イアラ』は、32年前に「ビッグコミック」で連載された作品である。そのとき「ビッグコミック」編集部にいた私は、連載初回の内容に驚き、楳図かずお氏がこの先いったい何を描くつもりなのか見当もつかず、わくわくしながら次号の原稿を楽しみにしていた。
出典 [豪華愛蔵版] 楳図かずお・イアラ: 二筋縄。

 

ところが正直なところ、作品はこちらの理解を越えて意味不明の世界を流れて行く。『イアラ』担当者や編集長がその内容を絶賛しても、愚かな読者である私はどうにも納得できず、苛立ちさえ覚えるほどだった。  最終回の原稿を読み、その全貌を知ったとき初めて、『イアラ』という作品の衝撃性、価値をおぼろげながら理解したように思う。そのとき連載第一回から改めて読み直した記憶がある。
出典 [豪華愛蔵版] 楳図かずお・イアラ: 二筋縄。

 

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掲載雑誌の編集者でさえ、最初は理解不能だったという。

最終回の原稿で、作品を貫いている全貌が明らかになり、最初から読み直したとのこと。

 

漫画のタイトルでもある『イアラ』という不可解な言葉は、何を意味するのか。最後にそれは判明するが、結局それは本質的ではないような気もしてくる。言葉自体や意味自体は、この漫画にとって本質的ではないような気がする。
出典 楳図かずお「イアラ」 - 吾

 

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言葉とは何か概念を示す道具に過ぎなくて、何かのわけのわからない思いの塊が、ある言葉として単に表現されて産み落とされたたに過ぎないのかもしれない。
出典 楳図かずお「イアラ」 - 吾

 

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女は「イ・ア・ラ!!」と叫ぶ。
その時、私はやっとイアラの意味が分かった。
再び会いましょう。いつかどこかで! そういう意味だったのだ。意味のない、ただの言葉だったのだ。
こんどそのことばを聞くのは、いつのことだろう。
出典 『イアラ』楳図かずお著 (小学館文庫) - メランコリア

 

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思いや念や愛や記憶が、時間や空間を無視して、別の形に変容しながら持続していく。そんなことを感じた。
出典 楳図かずお「イアラ」 - 吾

 

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遥かな大古の時代から未来まで、思い・念・愛・記憶がつながっていく珠玉の名作「イアラ」

それぞれの捉え方で解釈は違ってくるはずである。

 

 


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楳図かずお - Wikipedia