富野由悠季監督の常識破りなロボットアニメの「戦闘メカ ザブングル」
何が型破りかって、まず、主人公がブサイク!!(笑)
あだ名は、その名も”どまんじゅう”!!
主役メカのザブングルが2台もあるところからして、それまでのロボットアニメの常識を覆してます。
そして、主役メカが途中から、ウォーカー・ギャリアに代わるのも画期的でした。
それまでの、暗いシリアス路線の富野アニメから一転、ハチャメチャ・ドタバタのストーリーなのが、一番常識破りだったのかも??(笑)
■ストーリー
「泥棒、殺人、あらゆる犯罪は三日逃げ切れば全て免罪」―それが惑星ゾラの不文律「三日の掟」だった。ロックマン(ブルーストーン採掘業者)、ブレーカー、運び屋、交易商人といった「シビリアン」達は、この掟を守って生きていた。
しかし、たった一人、この掟に抗った少年がいた。著名なロックマン「鉄の腕」の一人息子ジロン・アモスである。両親を殺したブレーカーのティンプ・シャローンを親の仇とし、掟の三日を過ぎても、なお追いかけ続けた。
ジロンと関わった者は知らぬうちに「三日で晴らせなかった因縁は全て忘れなくてはならない」という三日の掟を超えた意思を示し、彼の生き様は周囲を巻き込みやがてゾラの支配階級「イノセント」との全面戦争に発展する。
出典 戦闘メカ ザブングル - Wikipedia

戦闘メカザブングル DVD-BOX(2) 新品 マルチレンズクリーナー付き
- 価格: 427128 円
- 楽天で詳細を見る
■主な登場人物
【ジロン・アモス】
本作主人公。鉄の爪(腕)と呼ばれたロックマンを父に持つ。両親を殺したティンプ・シャローンを見失い掟の3日以内に仇を討てなかったが、3日経った後もウォーカーマシンを盗んでまでティンプに復讐しようとした。ウォーカーマシンを盗んで手に入れる、ティンプへの仇討ちに関しては掟を無視するがザブングルは3日の掟で手に入れようとするなど、主人公の割にはお調子者で、仲間からもその点を批判されていた。
【エルチ・カーゴ】
ザブングルとアイアン・ギアーを所有する交易商人キャリング・カーゴの一人娘。交易ポイントで目にしたイノセントの文化的生活に憧れており、そのため文化の香りのする色男に目がない。しかし性格はおてんばで、自分を人質として拉致すべく襲ってきたサンドラット団を単身で手玉にとるなど戦闘力も高い。投げナイフが得意で、投げナイフをスカートのベルトに常備している。
【ラグ・ウラロ】
少年少女の盗賊集団サンドラットのリーダー。姉御肌で負けん気が強く腕も立つ。ロックマンの一団への襲撃中に形勢不利気味だったところをジロンに助けられ、ジロンに興味を持つ。ウォーカー・マシンを手に入れたいとするジロンに手を貸し、カーゴ一家を襲う。父に反発するエルチの協力もあってザブングル強奪に成功するが、ティンプの策謀によるキャリングの死から、なし崩し的に形式上は雇われブレーカーとしてサンドラット団ごとカーゴ一家に身を寄せることになる。
【チル】
サンドラット団最年少の少女。熊のポシェットがトレードマーク。チームのムードメーカーでお荷物になることも度々あったが、8歳という年齢ながら大人顔負けの行動力と洞察力を見せて活躍した。物語後半には、ウォーカーギャリアの下半身であるギャリィ・ウィルの操縦席にチャイルドシートを装着して、パイロットとして搭乗する。
【ブルメ】
サンドラットの一員。皮肉屋だが年上のラグに惚れており頭が上がらない。射撃は得意だが、身長が低いため格闘は苦手。やや楽な道を選びたがる新人類タイプである。アイアン・ギアーに乗ってからは主砲手を務めることが多く、後半はザブングルに乗る時もあった。
【ダイク】
サンドラットの一員。気は優しくて力持ちを地で行く少年。体格が良く、降雪地帯でも毛皮を羽織るだけで上半身は常に裸。見た目の割りに器用で、ウォーカーマシンの操縦から砲撃手まで何でもこなす。典型的なサブキャラでありそれを本人も自認しているが、ジロンに真っ先に共感するなど、ゾラでは特異な方らしい。
【ファットマン・ビッグ】
22歳の寡黙な筋肉質の男性。当初は一言も喋らず、エルチの付き人として画面の端でポーズをとるだけの不思議なキャラだった。言葉をほとんど話せない。悪徳ロックマンのもとで奴隷のように働かされていた(ゾラに奴隷制度は存在しない)が、16歳の時に当時10歳のエルチに買い取られ、不遇から助け出される。
【コトセット・メムマ】
アイアン・ギアーの整備主任。最新メカに手を焼く技術者として登場。ゾラでは壊れた機械は捨てるもの、機械はイノセントから買うものとして認知されており、整備を行なう技術者は不足し技術も未熟である。
【キャリング・カーゴ】
エルチの父。ゾラでも3本の指に入る交易商人。売り渡した商品を雇ったブレーカーに強奪させ、3日の掟によって再び自分のものにするなどしていた。それ自体はゾラではごく当たり前のことだがエルチには受け入れられず、エルチとは不仲であった。
【カタカム・ズシム】
ゾラの反イノセント組織ソルトの地域リーダー。カリスマ的存在でソルトのメンバーからの信頼は厚い。アイアン・ギアーの武勇伝を聞きつけて、仲間に取り込もうと画策した。演説などによる組織作りの能力に長けているが実戦実務能力は皆無で、言い換えれば口先だけ達者な男である。
【マリア・マリア】
ゾラにおいて非常に珍しい非戦平和主義の少女。ジロンと同じく周囲に流されない強い考えを持ち、身寄りのない子供たちを集めて育て、野菜を栽培して自給自足をしていたが、これらの行為はゾラでは奇異であり、奇人扱いされていた。キリスト教の様な宗教を信心していた。
【メディック・ヘルト】
元はバザーを目当てに来る流れ者の医者。酒を愛するあまりに鼻は赤く、年齢よりも老けて見える。ジロンの骨折した腕を治療し服も与えたが、受け取った治療代金を代金を立て替えていたラグに盗まれた。ビッグマンとイノセントに関する会話をするなどインテリである。
【キッド・ホーラ】
アイアン・ギアーの雇われブレーカーの頭を務める二枚目半の青年。最初の愛機は専用のカスタムウォーカーマシン・プロメウスA。タレ目がチャームポイント。エルチに惚れている。「趣味じゃない」と嫌っていたザブングルをジロンに奪われてからツキが落ち、キャリング・カーゴの死後、一家の跡目を継げるものだと思い込んでエルチにプロポーズするが拒絶され、力ずくでアイアン・ギアーを乗っ取ろうとするがこれも失敗し、結局アイアン・ギアーから追放される。
【ゲラバ・ゲラバ】
カーゴ一家の雇われブレーカー。ホーラが放逐されたと同時にアイアン・ギアーを去るが、ホーラの片腕として再登場する。ホーラとはカーゴ一家にいた時はタメ口だったが、再登場以降はランドシップの艦長となった彼を兄貴と呼び、金魚のフンとなって従う。
【ティンプ・シャローン】
イノセントの仕掛け人として暗躍するブレーカー。したたかな一匹狼。ジロンの両親を殺害したものの、見込みのある少年としてジロンを見逃したことが物語の発端となった。一度ジロンに倒されたかのように装って物語から退場していたが、ジロンのギャリア入手後に雪山地帯で再登場した。
【ビエル】
イノセントの1級司政官。美男子で、ビエルに文化の香りを見出したエルチは「ビエル様」と慕う。アーサーの意思そしてイノセントの目的を重んじ、人類再生計画の一環としてティンプらブレーカーを通してシビリアンの間に騒乱を起こしていた。ジロンらアイアン・ギアー一行を知るとシビリアンの新しい世代として注目し、重点的に様々な試練を与え続けた。
【アーサー・ランク】
イノセントの最高指導者。本名ではなくイノセントの指導者として襲名される名前である。当代は17歳のはかなげな美少年。人類再生計画を快く思わないカシム派によりヨップ・ポイントに軟禁されていたが、マツミ・クラムの手引きによりアイアン・ギアー一行に救出された。
【ドワス】
だんご鼻の2級司政官。ビエルの部下として登場するが、イノセント自らの地位を脅かす人類再生計画の進捗を快く思っておらず、人類再生計画を進めるビエルを失脚させようと工作を行っていた。人類再生計画のイノセントに対する害をビエルに訴えるも退けられ、ビエルの配下からの転属願いをビエルに提出していたが受理されなかった。
【ビラム・キイ】
頬のこけた1級司政官。カシム派の実力者で、アーサー・ランクを幽閉しアーサー派の動きを封じていた。自分を頼ってきたビエルをポイントを次々に破壊されたとして責め、ビエルの人類再生計画の状況報告を多少脚色して上部に報告するなどしてビエルの行動を妨害していた。
【カシム・キング】
イノセントの長老。イノセントではアーサー・ランクに次ぐ地位を持つ。支配階級であるイノセントの現在の地位と権力を維持しようと、人類再生計画を支持するアーサー・ランクを軟禁していた。劇中最大の黒幕として描かれているが、その行動原理は自らの地位の維持とイノセントという種族の保護という人間の行動原理としてはごく普通のものであり、イノセント解体を恐れて別な予防策を持ち出すのも政治的思考では間違いとはいえない。
【Dr.マネ】
眼鏡に大きなイヤリング、ブルーストーンの義歯をしたイノセントの女性科学者。シビリアンに対して各種実験を行っていた。ビエルが行っていたエルチの洗脳計画をビエルの失脚により引き継ぎ、総責任者となる。ただしこれは職務として行っていたもので、派閥という観点では中立。上司であるビラムに対しても洗脳計画の進行の妨げとなる命令は拒否していた。
■ウォーカー・マシン一覧
【ザブングル・タイプ】
【ウォーカー・ギャリア・タイプ】
【ギャロップ・タイプ】
【トラッド11・タイプ】
【クラブ・タイプ】
【ダッガー・タイプ】
【プロメウス・タイプ】
【ガバメント・タイプ】
【オットリッチ・タイプ】
【センドビード・タイプ】
【カプリコ・タイプ】
【ガラバゴス・タイプ】
【ブラッカリィ・タイプ】
【ドラン・タイプ】